駄目なものを駄目と言う環境

この間、クオリティの高い演劇を見る機会があった。
小さいチームだけど、一人一人のクオリティが非常に高いと感じた。

こういうものって、
チーム内で駄目と言い合う環境がないとできないよな、と感じた。
個人でレベルを高めていくのも、ある程度はできるけど、
やっぱりどこかで頭打ちになる。
本人では気づけない何かに気づいてくれる人が必要になる。

駄目と指摘するにもクオリティがあって、
クオリティの低い駄目出しはないほうがマシなのだけど、
良いものを作り上げるには、クオリティの高い、正しい駄目出しがどうしても必要になると感じる。

計画する

未来の自分の動きを予想することである。
未来の自分の動きを策定することではない。

その場の衝動で何をしだすかわからない自分の動きを、事前に予想しておく。
それによって、未来に起こる問題を事前に察知する。
経験が少し先の未来を教えてくれる。
計画とは小さな魔法だ。

未来の自分の動きを策定することではない。
ものごとをいつ完了させられるか聞かれたとき、
今すぐ取り掛かり、途中で誰の邪魔も入らず、何にも気を取られず、
ものごとを進めたときの時間を考えてしまう。
それは計画ではない。
願望である。
予想すれば、そんなことはあり得ないとすぐにわかる。

無数の「どうせこうなるだろう」から一番マシなものを選び取る。
いや、それすらも傲慢かもしれない。
選び取るという行為が計画を願望に変えてしまうかもしれない。
ただ、「どうせこうなるだろう」とぼんやり考えておけば、
我々の無意識がその中から一番マシなものを選び取るに違いない。
それが計画するということだ。

ADHDの我々に自分の行動を策定することなどできない。
そもそも我々が策定しようとする、計画のつもりの願望は、往々にして狂っている。
とても実現不可能なそれを、実現できなかったといって落ち込む。
そして何より、我々は策定した通りに動けない自分自身に慣れてしまっている。
本当の意味で反省して、次に生かすことなどできない。

そうではない。
計画とは、未来の自分の動きを予想することである。
未来の自分の動きを策定することではない。

趣味開発する

ひさしぶりにプライベートでそこそこの規模のものを作ることにした。

ここのところ、ごく小さいものを除いては、
プライベートで開発をやることってなかった。
本当にどこからもお金をもらう予定なく、
純粋に趣味としてプロダクトを作るのはたぶん2年ぶりくらい。

やろうと思った理由はいろいろある。
仕事では作りたいものばかり作れるわけじゃないっていうフラストレーションとか、
生活面の変化が少し落ち着いてきてものを作るモードに入れそうなこととか、
ここらで一つ、現時点のポートフォリオになるものがほしいとか。

小さく作りはじめるつもりだが、
今の忙しさからすると、たぶん3月くらいまでかかる。
とてもわくわくしている。
計画しているときが一番楽しくて、
始まるとやる気がなくなっていくのが悪いパターンなので、
気をつけなければ。

適度に散漫にする

注意力散漫なので、一つのものに完全に集中して、
他のものに気を取られない環境を作ることが理想と思っていたが、
そうでもないかもしれない。

この間、気づいたのは、
作業中に音楽がかかっているほうが効率が良いときがある。
頭の中で忙しなくくっちゃべってる声が聞こえづらくなるのだ。
少なくとも作業開始のタイミングでは、音楽がかかっているほうが、
頭の中の声に気を取られて他のことを始めてしまうことが少なく感じる。

究極まで集中するときは、瞑想したりして、
頭の中を完全に黙らせて、完全な静寂の中やる必要があるが、
実際、それができるコンディションを常に整えられるなんてことはない。

最近は、家での作業中は、
iTunesラジオでひたすらMike DのEcho chamberを聴いている。
あれぐらいの喧騒がちょうどいい。

完了させる

ADHDにとって最も難しいことだし、
最も大切なことだと思う。

特に、3つ以上手順があるものを完了させるのは難しい。
なんとか手を付けられたとしても、 2つ目の手順に入る前に何かに気を取られてしまうかもしれない。

だから、手順を1つにする方法を常に考えているし、
手順1から3まで順序よく集中してできる方法を考えているし、
それでもなかなかうまくいかない。

エンジニアのための時間管理術を読んだ

素晴らしい本だと感じた。

原題は「Time Management for System Administrators」なので、
シスアド向けの本らしい。

会社での自分の職能はシスアドではないのだけど、
やっていることはある意味、システム管理者に近いのかもしれない。

8章の「優先順位」に以下の一節がある。

上司から何かを頼まれた場合、それが(大きなプロジェクトではなく)すぐに済む 作業であれば、直ちに取りかかってください。
(中略)
なぜこのことが重要なのでしょうか。あなたの次の給与査定をするのは上司です。 これ以上何か言う必要があるでしょうか。

これだけで名著だと思う。
ADHDにとってタスク管理は、現実の、とてもシビアで難しい問題である。
筆者の試行錯誤に裏打ちされた、リアリティと説得力のある良い本だと思う。

錆びついていた

しばらくコードを書く仕事をしていなくて、
昨日、3週間ぶりくらいにまじめにコードを書いたのだけど、
全然書けなくなっていてびっくりした。

しばらく楽器を弾いてなくて、久しぶりに弾いたときの感覚に近い。

日常的に腕を動かしていないと錆びついてしまうのだなと感じた。
早く感覚を取り戻せるといいが。