人情派の人との仕事

実利より感情優先、
結果より面子優先、
礼儀を重んじて、
変化を好まず予定調和を好むタイプの人がいる。

人情派の人と呼んでいるのだが、このタイプの人と仕事をするのがとても苦手だ。

とにかく、価値観が全くの逆なので、ふとしたことで逆鱗に触れてしまうし、
その逆鱗も理不尽にしか感じられない。
優先順位のつけ方も仕事の進め方も全く違うので、全然うまくいかない。

それでも、何人かこのタイプの人と仕事をして、少しはどうすればいいかわかった気がする。

効率とか問題解決とか、そういう概念は捨てていい。
人情派の人たちはそういうものではなく、快不快で動いている。
だから、例えば仕事を頼まれたら、とにかく優先的に手をつけて、なんでもいいから答えを出す。
動いてあげることが大事で、問題を解決する必要はない。
「私はあなたをないがしろにしていません」ということを伝えるのが重要で、
結果を出す必要はない。

ここがなかなか分からなかったんだけど、
本当に結果を出すことは求められていない。
ただ、ないがしろにされたと感じさせず、
気持ちよくしてあげれば良い。

一緒に仕事を進める上では、あんまり大事なことは任せなくていい。
今まで会ったこの手の人は、そもそもやりたがらないのでこれは簡単だった。
責任は不快を伴うものなので、そうなるのかもしれない。

そうやってうまくやれると、
こちらがピンチのときに全てを投げ出して助けに来てくれたりする。
これは本当にありがたいし、人情派の人だからこそできる行動だと思う。

とはいえ、やはり苦手だ。
こうやって文章にしてみても嫌悪感がにじみ出てしまう。
今の職場は人情派の人が評価されにくいシステムになっていて、
この手の人はあまり多くないが、
世の中のスタンダードはむしろ人情派なんじゃないか、と思わなくもない。
ふと、この価値観が支配する場に入ってしまったら
どうなってしまうのだろう、と不安になることがある。